2021.05.27

作家さんとの交流&展覧会

女子美術大学 日本画科 筆講義②

昨日迄行っていた女子美術大学 日本画科 での筆講義の原毛展示の続きの
写真となります。

原毛全般に言えるが2つあります。

1つ目は「筆屋にとって原毛は非常に大切である」という事です。
当たり前のことのようですが、どんなに技術を持って手間をかけても
良質の原毛を使わなければ良い筆、刷毛は出来ません。
また非常に値段が高い事もありますが、非常に稀少であり、
すでに手に入らない原毛もあります。
以下は先日の中国新聞の記事ですが、イタチの毛の調達が現状困難に
なりつつあることが分かります。

中国新聞記事「コロナ禍、広島・熊野筆ピンチ イタチ・リスなどの毛入手困難」

2つ目は、筆に使う原毛は副産物として供給される物がほとんどで、
筆と作るために動物を捕まえるという事はまずありません。
動物の命を最後まで大事にしているという気持ちで筆をお使い頂ければ幸いです。

↓原毛展示続き

 

 

 

 

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