2021.03.14

工房風景

工房風景 連筆軸制作①

連筆の軸制作は子軸(短い軸)の大量に作って、まとめて行います。中心にある軸を親軸と言います。
祖父の代の時は年に1回位しか作らなかったそうですが、今は連筆をお使い頂く方が増え、年に何度か制作しています。
↓子軸パーツ


様々な長さになるよう竹軸をカットして、穂先が入るように軸先を広げたり、籐づるをはめたりして、パーツを作ってゆきます。
また側面が丸い竹軸を接着できるよう小刀で削り、接着面を作ります。

 

竹軸の側面を削る工程は、実は大切で、隣り合う軸と軸がなるべく密になるように削ってゆくことで、隣合う穂先同士も密になり、描き心地の向上に繋がります。
天然の竹軸は太みも微妙に異なるので、適当に削ると穂先が割れる原因になります。

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