2021.03.08

工房風景

工房風景 連筆の種類

連筆の種類についてご説明します。
まずは軸と穂首の太さの違いです。(トップ写真は中太平連筆2本立~7本立)
メーカーや画材店毎に相違はありますが、清晨堂では通常品としては
「細」(軸約2分)と「中太」(軸約2分4厘)の2種類があります。
(特注品でもう一回り大きい「太」連筆も作ることもあります。)

例えば同じ5本立では、細より中太の方が幅広となります。
また、中太の方が穂先の厚みも太くなります。
どちらが良いという事はなく、描き手の好みやシチュエーションにより
手に取るものは異なるかと思います。
連筆をよく使って頂いている日本画家の方が中太も細もどちらも使っているという話もよく伺います。

次に穂先が真っすぐな「平(ひら)」と斜めな「片羽(かたは)」の
2種類があります。
初めて連筆を手に取る方はまず「平」をお試し頂ければと思います。
片羽は面塗りだけでなく、穂の長い部分で彩色を行う事もできるという
特徴があります。

↓細片羽5本立

ブログランキングに参加しました。
以下のバナーをクリックで応援よろしくお願い致します。

にほんブログ村 美術ブログ 日本画へ
にほんブログ村