2020.12.11

作家さんとの交流&展覧会

東京藝術大学 日本画科 筆講義

先日、東京藝術大学日本画科にて筆講義を行ってきました。
感染症拡大の影響で例年より1ヶ月以上遅れての開催となりましたが
筆作りの実演はスクリーンに映す等、万全の対策の上、無事に
講義を終えることが出来ました。

御担当頂いたのは髙島圭史先生と助手の澤﨑華子様でした。
髙島先生とは富山大学芸術文化学部で10年に渡って筆講義をさせて頂き、
富山では毎年違った刷毛を制作したり、髙島先生とお話をする中で
私の筆への理解も深まり、コリンスキー毛描の別小という新しい筆が
出来上がったり等、思い出が沢山あります。
以前ブログでご紹介しました竹原美也子様とも、富山で4年間ご一緒しました。
本年は東京藝大の講義にてご一緒できて、本当に嬉しく光栄に思います。

東京藝大での筆講義は学部3年生が対象です。
東京藝大の日本画科への入学は非常に狭き門で、何年も浪人した方が多いと
伺っています。難関をくぐり抜けた方々ばかりです。
弊社の筆で予備校時代からよく使って頂いているのは
線描筆なら削用天然則妙かすみ
面相筆なら狼狸面相得寿胡蝶白玉面相
他に平筆彩色筆等があります。
先日は東京藝大の漆芸科の学生がお店だと勘違いして、工房に来られましたが
「予備校時代からずっと使っています」と言って頂きました。
日々我々が制作できるのは、道具に関心を持って下さる方々の御蔭だと
改めて感じます。

講義前日の夕方に資料や原毛の展示等、準備をして臨みました。
次のブログで筆講義の内容について、少し掘り下げて、書いて参ります。

↓教室展示風景

清晨堂オンラインストアにて12月19日(土)~31日(木)まで年末のセールを
行う予定です。

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